看護師、急に真剣になる時

看護師、急に真剣になる時
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普段のお仕事でももちろんふざけているわけではないですが、本格的に真剣に患者さんに対して出来ることを考える時のお話です。

真剣になる・本気出す

今日は深夜勤だったので夜の12時から朝の9時までの仕事でした。

最近は患者さんが多いですが、割と安定している病状の患者さんばかりだったのでそこまで忙しくなかったです。

そんな夜勤だったので夜が明けて患者さんが起きだしてきたときには「もうすぐ終わりだ」っていう気持ちで若干気が抜けていました。

まぁ気が抜けているから手を抜くわけではないのですが、今日の夜勤は二日目だったので、夜勤明けがもうすぐってことでウキウキしてました。

そんな7時50分ころでした。

普段はもう朝食の配膳の時間だったんですが、今日はそんな時間に患者さんから呼ばれ病室に行きました。

そしたら、もう一人の患者さんが意識もうろうとしている感じで、ナースコールも押せない状態だったので、同室者の患者さんが教えてくれました。

入院患者さんは50名前後いるので、常に全員を見ているわけでもないので、本当にこういう知らせは助かります。

これが寝たきりの患者さんが多いお部屋だったらこうはいかなかったなって思いますし時間帯が夜中だったらと思うとぞっとしますね。

めったにないですが夜中の巡回で呼吸が止まっている状態の患者さんを発見することもあります。

その状態をみて普通ではないと感じ、若干抜けかかっていた看護師のスイッチが入りました。

まずは血圧など状態の把握をしなくてはいけないので、血圧計と心電図モニターを持ってきました。

夜勤の時間なので看護師も3人しかいないので、何とかするしかありません。

血圧を測ると60/45って出ました。

普段見ない値なので再度測りますが間違っていないようです。

この時点で患者さんの生命の危機が来ていることが確定したので、ナースステーションにいた医者へ報告しすぐに来てもらいました。

こんな時なので、医者が嫌とかこの医者はダメとかそんなことを言っている場合ではないので、とにかく近くにいる医者を呼んで対応します。

幸いそれ以外の症状がなかったので、とりあえず採血の追加と点滴のルートの確保が最優先と考えます。

血圧の低いときには点滴を急速で落としてなんとか血圧をこれ以上下がらないようにします。

他にも症状があったり、全身の状態が悪い場合にはそれだけではどんどん下がっていってしまったりするのですが、今日の患者さんは何とか維持できる感じでした。

でも血圧が上がらない。

500mlの点滴を早く落としてたぶん20分もかからないで全部体に入る感じです。

それでも血圧が上がらなかったので、もう一本500mlの点滴を追加です。

血圧と心電図だけでは体の中で何が起こっているのか把握できないし、採血でも診断には至らないのでCTの撮影に行きます。

正直血圧の低いままエレベーターに乗ってCTを撮りに行くって結構なリスクですが、状態の把握をしなくては適切な治療が出来ないので、リスク承知で移動します。

幸い、CT上では何か起こっている感じは見られない状態だったようです。

心臓も何でもないようなので採血からは一番脱水症が有力となりました。

とりあえず血圧はあがらないけれども、点滴をゆっくり滴下に戻しても血圧は下がらない状態となっていました。

ここまで症状の発見から20分くらいの出来事ですねぇ。

ガンの患者さんで状態が徐々に悪くなってっていう患者さんは延命になるような対応はあまりしないのですが、この患者さんの場合はがんではなかったので、状態が悪くなっていたら全力で助けるそれだけでした。

そういう時こそ看護師の真価が問われますね。

なので夜勤ってメンバーによっても無理ゲーな時もあるし、かなりのストレスを背負いながらみんな夜勤しています。

本当に8時間の間ずっと気持ちを張り詰めていたら精神がぶっ壊れてしまいますので、楽しいことを考えながら、気分を上げながらほどほどに気を抜いて仕事するっていざという時のために大切なことだなと改めて感じた出来事でした。

患者さんの急変っていつ誰に起こるかわからないから急変って言うんですが、たまに直面すると気が引き締まりますね。

普段の患者さんとの対応もそうですが、急変時にもどのように自分が動くのかっていうのを常々考えておかなくては患者さんを救うことは出来ません。

白衣を着ていたら頑張りますが、正直もう体は限界ですし、あと20年以上も働けるとは思っておりません。

なんとか違う形で稼げるようになっていきたいと思います。

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