採血の必要性、採血そんなに採るの?血が無くならないの

採血の必要性、採血そんなに採るの?血が無くならないの
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以前注射についてのお話をしました。

針の種類や、注射の部位など。

病院に受診したときには必ずと言っていいほど採血はされますよね。風邪とか整形関係でなければ。

採血の上手い下手は色々な要素があって誰が上手とか簡単には言えないお話なのですが、出来るだけ一度で終わってほしいですよね。

出来ることなら何も言わないで腕を差し出してくれる方が成功確率は上がると思います。

中には採血の本数「そんなに採るの?」っていう患者さんもいます。

採血の本数

確かに患者さんにすれば5本も6本も採血されるとなったらびっくりしますよね。

ではその時によってどうして採血の本数が違うのかお知らせします。

もちろん患者さんの受診の目的によってお医者さんが採血の内容が決めるのですが、無駄に多く取ったりということはありません。

検査する項目によって採血の採血管が違うので、どうしても少なからず2本は採られてしまうと思います。

採血管(スピッツ)の種類

スピッツの種類は何種類かありますが、その中でもスピッツの中に薬剤が入っているものと入っていないもの、の2種類に分けられます。

薬剤入りのスピッツ

血液を固めない薬剤と血中成分を安定させる薬剤の入ったもの2種類があります。

白血球や血小板などを調べる時には血液を固まらせないで検査が必要

血糖やグリコヘモグロビンなどは血中成分を安定したまま調べる検査が必要の様です。

薬剤なしのスピッツ

血液が固まる様にして調べる検査

人間の血液はそのままにして置いたら固まる様に出来ていますので検査の内容によって血液をコントロールして検査できるように工夫されているということですね。

看護師はこのスピッツでこの項目が検査できるというのは大まかにしかわかりません。

いつも医師から指示が入ったら、この項目にはこのスピッツの色で採血するということしかしていません。

その為、あとで採血項目が追加になったりすることもあるので、折角一回採ったのにまた採るの?っていうこともたまにありますね。

患者さんにとっては迷惑な話ですよね。

同じスピッツで検査できるものがあるので、その場合は検査科に連絡するだけで済むのですが、どうしてもスピッツが違う場合があるのでそれは申し訳ないですが採らせてくださいってお願いに行くことになります。

採血の量はどれくらいなの?

通常は1本~3本が基本でこの3本で白血球とか貧血の値や血液中の電解質の量を見たり、もう一本は血糖値はどうなのかっていう検査で3本くらいだと思います。

多い時には5本~6本で入院したらさらに詳しく調べたい項目があったら8本とかになることもあります。

入院して8本も採られたら患者さんもびっくりしますよね。

私たち看護師でさえそんなに採るの?って思っちゃいます。

検査するスピッツによって血液の入る量が決まっており、まじまじスピッツの大きさを見る患者さんはいないと思うんですが、少し長いもので8ml~10ml、短いもので2mlという採血量です。

全て多い量のスピッツということはないので1回に採られる血液の量としては20ml~30mlとかかなって思います。

量で聞くとそこまで多くないじゃんって思いませんか?

では人間の血液量はどれくらいあるのかを考えます。

人間の血液量

人間の体の中の血液の量は個人差はありますが、通常成人の場合では、男性で体重の約8%、女性で約7%と言われています。

例えば、体重60kgの男性では約4,800ml、女性では約4,200mlの血液が体内を流れています。

こうやって考えると採血の量大したことないじゃんって思いませんか?

たしかに8本も採られてって思う患者さんもいるのもわかりますが、何のために検査するのか、どうして病院に来たのかっていうところを考えていただきたいですね。

何事も早期発見が大切ですので病院の採血も必要なもの、必要のない採血はないです。

献血に行かれる方はわかると思いますが献血では400mlとか200mlの献血ですよね。

まぁ採られる方の認識の違いなんですが、採血によって血液がなくなるということは決してありません。

赤血球の寿命は120日と言われており、毎日血液全体の1/120は新しいものに入れ替わっていることになります。

成人男性の血液量4800mlの血液の120分の1となると40mlほどの計算になります。

毎日40mlほどは生成されていることになりますね。

生命の危険があるのは循環血液量の1/3なので約2リットルが失われるときなので1回の採血量の約20mlでは心配ないことになります。

採血とは

患者さんにとっての採血というものは、決して嬉しいものではなく、苦痛が伴うものですよね。

看護師として採血や注射ばかりは医療がどんなに進化してもきっと人間がやるのは変わらないんだろうなとは思っています。

患者さんによって血管の走行や太さ、硬さが全く違いそれに臨機応変に対応するためには人間の技術は欠かせないものだと思っています。

何のために病院に受診するのかっていうことをしっかりと考えてもらいたいですね。

決して私たち看護師も必要のない採血をすることはないので、病院へ行った場合文句を言わないで採血をさせてくれることが一番嬉しいです。

何事も早期発見、何か病気が見つかった時のリスクを考えたときに、あの時しっかりと検査してもらっておけばよかったってなりませんか?

採血や検査を拒否して病気が進行してから焦っても遅いのです。

どうしても病院での検査が嫌という人もいると思います。でも今やがんは2人に1人がかかる時代だと言われています。

早期発見することで十分に完治するがんもたくさんあるほど医療は進化しています。

そのため、ちょっと気になる場合は病院へすぐに行って調べることをおすすめするんですが、症状が何もないけど調べるのはやってみたいって方は病院に行かなくても生活習慣病やがんのリスク検査を家でも出来るキットがあります

採血はわずか5分で終わりますし、自宅で出来るので気軽に出来ますよね。

生活習慣病も決して侮れない病気ですので、リスクを知っておくだけで対策も取ることが可能かと思います。

興味がある方は調べることで生活を整えたり出来ますね。

デメカル

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