看護師と腰痛

看護師と腰痛
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今日は看護師の腰痛についてお話します。

看護師は意外と重労働です。ボディメカニクスという言葉を学生時代から習うほど体の使い方がとても大切とされています。

看護だけではなく介護の現場でも重要な言葉ですね。

ボディメカニクスとは、人間の運動機能の骨・関節・筋肉の相互関係の総称の事です。

腰痛の出現

上記で出たように、学生の頃から勉強で体の使い方は大事ですと言われます。

学生の頃はそうなんだ、大事なんだって思い、実習に出る前の学校内での演習でも、ボディメカニクスに注意しながら、患者さん役の学生の体位交換を行ったり、洗髪をしたりしますね。

しかし実際働いてみるとどうでしょう、ボディメカニクスに留意しながら仕事している人はいるでしょうか?

全くいないと言っても過言ではないでしょう。

介護の現場についてはわかりませんがそんなに違いはないと思います。

あくまでも私が経験してきた病院での話ですね。

病院では患者さんの体重というのも割と重要視されます。

体重によってさまざまなことが把握できる部分がありますので。

普段皆さんは体重の推移を気にしているでしょうか?若かったり、太っていない人は気にしたことはあまりないんじゃないでしょうか。

私も若いころは体重何て全く気にしたことなかったです。今より15キロ痩せていましたw

今ではすっかり肥満体系になってしまい、体重は常に気にするようになります。

患者さんの体重の変化によって考えられるものは、

  • 栄養状態はどうか
  • むくみによる増減
  • 排便状況

など様々なことが体重の増減で、何か体の中で起こっているのかもと考えられます。

よくがんの人は1か月で5キロ減りましたとか、食事が食べれてなかったので減りましたとかありますが、病気の発見のためには体重も十分把握しておく必要があります。

私が卒業後、勤務していた病院はお世辞にもきれいな病院とは言えないほど古い病院です。

そして精神科の病院っていうこともあり、窓には鉄格子がついているような病院です。

個人病院での体重測定

そんな病院での体重測定でのお話

あの頃は私のいた病棟では、大体の患者さんが自力で歩行できて、体重計に乗って測ることが出来ます。

しかし何人かは寝たきりの患者さんもいてそういう患者さんの体重はどうしていたかと言うと・・・

なんと抱きかかえて測っていました。

びっくりですよね、あの頃は若かったから出来ていたようなものですが、50キロ60キロある患者さんを普通に抱きかかえて体重計に乗ってそこから自分の体重を引いて計算していました。

また、一人でお風呂に入れない患者さんは、寝たままお風呂に入れる機械入浴というのがあります。

お風呂用のストレッチャーに移動するとそのまま湯船に入れるってやつですね。

たしかにお風呂には入れます、でもでは寝たきりの人がどうやってそのストレッチャーにベットから移るんでしょうか?

そうです、人力です。

まぁ大体は体に下にバスタオルなどを引いておいてバスタオルごと四人くらいで移乗することが基本です。

でも病院で何人もそんなお風呂に入ってもらうとなると、どう考えても人手が足りません。

完全な流れ作業になりますから、出来る時には結局一人で抱きかかえてストレッチャーに移すということをやっていたこともあります。

今では考えられないですね、もう若くないし体力もないのであんなこと出来ないししたくありません。

そんな無理なことをやっていたので、すっかり腰痛持ちになってしまいましたね。

まぁそればかりが腰痛の原因ではないですが私の場合はそのころの無理が一番の原因だと思います。

採血や、血圧測定、患者さんの目線でのコミュニケーションなどしゃがんですることが沢山あります。

その他にも原因はあります。

大半の看護師の腰痛の原因はおむつ交換ではないでしょうか。

どこの病院でも施設でもおむつ交換はありますよね。

寝たきりの患者さんはトイレに行くことが出来ないので、トイレ介助としておむつを交換しなくてはいけない患者さんがいます。

それも1日に何度も、何人もの患者さんを交換しなくてはいけません。

ベットの高さも、患者さんの体格も様々ありますので、小柄な患者さんや少し動ける患者さんは良いのですが、体格のいい患者さんはとても苦労します。

1人では横を向いてもらうことだけでも大変だったりします。

日中は良いですが、夜勤はこれを一人で多い時には10人前後の患者さんのおむつを交換して回ります。

夜勤は8時間あるので、大体3回から4回の交換になります。単純に考えて40回のおむつ交換を一人ですることがあります。

中腰での交換が多いので、夜勤が終わったころには、体がボロボロです。

そんな生活をすでに20年も続けているので、腰痛は良くなるはずがありません。

たしかにボディメカニクスをしっかりと意識していれば、そんなことも防げたのかもしれませんが、人手不足で様々移り変わる業務中にそんなことを意識しながら出来るほど暇はありませんでした。

そんな生活をあと20年出来るかどうか正直不安です、自分の体が壊れるのが先でしょう。

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